定価 ¥1050 なんちゃって恋愛
| 通常版 2009/08/12 DVD付初回限定盤 女の悲しみ三部作最終章、最も女性ファンの心をつかんだナンバー | |
第10章 マスコミから消されたモーニング娘。
紅白落選に落ち込むメンバーを励ますべく、道重のバラエティー進出で迎えた2009年。それまでハロー!プロジェクトを支えていた、エルダークラブ所属メンバーが卒業となった。 中澤裕子・飯田圭織・安倍なつみ・保田圭・矢口真里などの卒業により、ハロプロエッグ達の躍進は進む。 しゅごキャラエッグ!のスマッシュヒットも続き、エッグの和田彩花、前田憂佳、福田花音、小川紗季の4名で新ユニットS/mileageが結成され、高橋はハロプロ2代目リーダーに就任。 新ユニットガーディアンズ4で光井も顔を出せるようになるが、相変わらずアニメでメインになるのは℃-uteだった。 コンサートツアープラチナdiscoも話題を呼び、モーニング娘復興とファンは喜んだ。 カップリングの「3.2.1 BREAKIN'OUT!」はロスのアニメエキスポ2009公式テーマソングに選ばれ、モーニング娘もスペシャルゲストとして招待され、オープニングセレモニーで正装した娘達は有料コンサートで7500人のファンを集めた。 □モーニング娘。新曲が「アニメエキスポ」テーマ曲に決定 http://natalie.mu/music/news/15688 CDが売れないなら握手をさせればいい、卒業商法が話題にならないなら選挙させればいい。夏まゆみ、秋元康、各芸能プロダクションのAKB戦略は2009年に開花した。 紅白にも単独出演を果たした「AKBが国民的アイドル」AKB48こそが日本のアイドルという立ち位置を、かつての黄金期メンバーは苦い思いで見つめた。 同時期に開催されたパリのジャパンエキスポでは、前列以外盛り上がりを全く見せない無料コンサート。 各誌では「収容"定員"7000人」の会場に集まったファン、などと決して告げられない観客数と大反響という設定。 大成功で終わったモーニング娘との比較はもう言うまでもないが、マスコミはAKB48を積極的にアピールし、いないはずの観客数は水増し報道。海外で、しかも"有料のコンサートで7500人"ものファンを集めたモーニング娘は落ち目アイドル扱いされ、OGメンバーでのお情けセット出演は続き、再び解散説まで流れる。 元々メンバーに溶け込めなかった扱いにくい久住は、モーニング娘で孤立していた。心の頼りにしていた「きらりん☆レボリューション」も終わり、背が伸びた彼女は子供のアイドルには相応しくない。 17歳の少女は卒業という二文字を決意し、事務所もそれを受け入れた。 コンサートのボイコットまで決意するも最終的に亀井になだめられて、若きエース久住は戦線離脱する。 最後まで久住らしさを見せたラストツアーは意外にもレインボーピンクで会場をピンク色に染め、6期初めての後輩は笑顔で卒業を迎えた。 モーニング娘の海外評価、全く公表されないモーニング娘の国内評価。活躍を続けるS/mileage・℃-ute・Belize工房。 元メンバー達は実績を出しているリーダー高橋を非難し、アットホームなモーニング娘体制は否定され続けた。 |
・第11章アイドル戦国時代と動き出すNHK |