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| 通常版 2005/01/19 楽天ゴールデンイーグルス公式応援歌、黄金期に回帰する軽快ナンバー | |
第4章 矢口政権の崩壊と久住小春の参戦
飯田圭織の卒業で迎えた2005年、3代目リーダーに矢口真里が就任し扱いにくかった5期と6期を支えた最後の初期メンバーは去って行った。 集団行動を嫌う藤本、良い子ちゃんの5期、音程の取れない道重に天然ボケな亀井。 そしてすっかりヤサグレてしまった田中という8人の問題児を抱え、最後に残された2期メンバー矢口。石川の卒業も控え、頼りに出来るのは吉澤一人という状況で矢口は懸命に頑張った。 続くシングルでは会長推されメンバー高橋愛がセンターとなり、ソロラジオにレギュラー番組「やぐちひとり」とバラエティーに特化していた新リーダー矢口の戦略が始まる。 さらに、元々人見知りで内気だった亀井が昨年よりハロモニで「エリザベス亀井」というキャラクターを確立し、影が有った笑顔から本来の明るさを取り戻していく。 続くSingleには6期の田中れいながボーカルに起用され、2年越しに最強の6期ボーカルが帰って来た。 6期の躍進に続くは、7期オーディション開催でようやく世間の注目も浴びまくる。 が、 開催されていた7期メンバーオーディションは該当者なしという結果に終わる。 合格者を紹介する番組も予定されていた所での該当者なしに報道関係者から痛烈な批判を受け、モーニング娘の露出はさらに減っていった。 報道陣からそっぽ向かれ始めていた所に、当のリーダー矢口真里が恋愛スキャンダルにより脱退。矢口は歴代初の卒業公演なし、突然のツアーからの除名と残されたメンバーに負担に負担を強いた。 自動的に最後の4期吉澤が4代目リーダーに就任させられ、チームバランスは一気に崩壊する。 マスコミ関係者は積年の恨みとばかりに面白がって報道を続け、娘ブランドは地に落ちて行った。 |
きらりん☆レボリューション下剋上革命
落ち目状態のモーニング娘に加入したのは、新潟の片田舎に住む少女。 休日には山を登り、畑の野菜を食べながら祖父母に囲まれての農村生活。 静かで何もなく人口もわずか4500人。 電車はわずか2時間に1本しか来ない、道重の生まれ故郷宇部市よりもさらに奥地に住んでいた村娘。 Berryz工房に憧れ、オシャレな姉と村の人々に愛されて育った里山里海の少女「久住小春」 母親と上京したばかりの12歳に同期メンバーも居ないたった一人の合格者、誰にも頼る事もできない誰も助けてはくれない孤独な戦いに、事務所は寝る暇や食事をとる暇も与えない残酷なダンスレッスンを強いた。 純粋培養に育てられた久住は東京の食事が合わず体調を崩し、相談できる同期は誰も居ないので教育係の道重にばかり負担をかけていく。 世間の常識とは全く違うミラクル小春の躍進に、メンバー達は頭を悩ませ続け邪険に扱うようになった。 ただ、久住小春の登場を喜んだのは孤高のエース「田中れいな」だった。 石川の卒業と共にやってきた新メンバー久住は、モーニング娘のギスギスしたした空気を完全に崩壊させ、藤本も6期メンバーにしてサブリーダーに就任。 仲間とも打ち解けだし、不幸なのは教育担当の道重ただ一人となった。 久住は藤本と田中から慕われるようになり、頼りの6期メンバー田中も中学を卒業し茶髪解禁、小悪魔的な美少女に替わり格段にファンを増やしていく。 いつの頃か彼女たちは 「6期こそ歴代最強のモーニング娘」と語り合うようになった。 事務所はハロプロキッズの残りメンバーで℃-uteを結成し、和田彩花や前田憂佳の加入したハロプロエッグ1期生も活動を始めバックダンサーとしてステージに立ち始めた。 Berryz工房もシングルチャート7位に食い込み、モーニング娘達の力を借りなくてもキッズ達は成果を見せる。 不遇の道重にもレインボーピンクという久住道重ユニット曲を与えられ、田中の影に隠れていた彼女の露出も増えていった。 一方、取り残されたのはサブリーダーに選ばれなかった先輩の5期メンバー。 高橋愛という事務所推しメンバーは居たものの、演技力を評価されて女優になるはずがTVドラマ出演もまばらで依頼もさっぱり来ない始末。 演技に関しては高橋より上の新垣は、未だ付きまとうアンチ新垣の影に追わる。 ポスト保田として珍重された小川は2003年よりぎっくり腰に悩まされ、ハロプロ初の故障メンバー入りとなって出演の回数も段々と減って行き、腰痛は10年を経ても完治しなかった。 |
・第5章 時代に取り残された5期メンバー |